母の定期健診 

先月、かかりつけの病院で母の定期健診がありました。

日頃から腸が弱く、大腸がんを患った親戚がいることもあり、便の検査があると
毎回結果が出るまで、大腸がんの心配をしてドキドキしていました。

しかし今回は、違うドキドキが発生してしまいました。

定期健診で撮った胸のレントゲンに異常が見つかりました。

わき腹に白い影・・・

母は145cm(年々低くなっていますが)位の身長なのに胸が大きく、
いわゆるボインちゃんだったので、長年の引力に負けてお乳がわき腹、
丁度白い影の部分にあり、「乳がんの疑いがある」という事でした。

昔、肋骨が折れた場所なのでその影かもしれないということでしたが
念のため大きな病院で精密検査をすることになりました。

その検査も終わり、2週間後母と一緒に検査結果を聞きに
かかりつけの病院に出かけました。

検査結果は・・・

乳がんではありませんでした。(ホッ)

最初心配していた大腸も今回異常ありませんでした。

白い影が何かは分かりませんでしたが、悪いものではないようなので
このまま経過観察ということになりました。

ただでさえ病院嫌いで、定期健診も75歳過ぎるまで受けたことが無かった母は、
一年に一度の検診も結果が出るまでイライラするからと
何も言われなければ受ける気がなかったようでした。

血液検査や他の結果は、血圧が少し高いことと初期の不整脈があるんですが、
78歳という年齢からすれば「健康体です」とお墨付きをもらいました。

癌で亡くなっている親戚が多いので、早期発見、早期治療ということで
せめて定期健診だけは受けようねと話しながら、母を送っていきました。

家に着き母が玄関を開けると、留守番をしていた父がベッドから慌てて飛び起き
「どうじゃったんや?」と母に聞いていました。

「何とも無かったよ」という母の一言を聞いて、父はそのままベッドに横になり
直ぐに寝息を立てて眠ってしまいました。

検査から結果が出るまでの2週間、いつもと変わらずわがままな父だったのに
「心配してくれとったんじゃね」と母は肩をすくめて照れ笑いをしていました。

心配で眠れなかったのか、寝息を立てて寝てしまった父の顔は
安心しているように見えました。



赤ちゃん 

先日、いつものように両親の家に行くと2人ともニコニコして出迎えてくれました。

「何か良い事でもあったん?2人してニヤニヤして・・・」と聞くと、
「いやあ〜、良い事ではないんじゃけど、楽しみが出来たんよ。」と母。

話を聞くと、両親の住んでいる障害者住宅の2部屋隣に住んでいるご夫婦に関することでした。

そのご夫婦は、私の両親が引っ越した一週間後に越してきました。

年齢は、両親より10歳くらい若いのですが、奥さんは脳内出血が原因で
寝たきりということでした。

ご主人はとてもお元気で、奥さんを自宅で看病されていました。

ご主人は、こまめな方で洗濯、掃除、食事の支度に奥さんの世話を
難なくこなしていました。

奥さんが週3回デイサービスに通っている間に、趣味の釣りをして
玄関横の水槽に魚を飼っていたり、裏の小さなスペースで野菜を作ったりしていました。

母も影響を受けて諦めていた畑作りを再開し、すっかり園芸友達になっていました。

”良い事ではないんじゃけど”というのは、そのご主人が脳梗塞で入院したということでした。

ご主人はお酒が好きで毎晩飲んでいたらしく、脳梗塞で倒れ、
たまたま自治会費を集めに来た近所の人が異変に気付き、救急車を呼んで
即入院したということでした。

ご主人が入院したということで、寝たきりの奥さんは施設に預けられたそうです。

近所の人の連絡で、お父さんの入院を知った一人娘さんが後日、
部屋の片づけと近所への挨拶に来られ、私の両親の所にも寄ったそうです。

娘さんは私よりかなり若いそうですが、まだ生まれて数ヶ月の赤ちゃんを抱え
離婚したらしく、両親も私とかぶるのか他人事とは思えなくなり、掃除の間
赤ちゃんのお世話を買って出たらしいのです。

父はあやしたり、遊んだりするわけでもないのに、赤ちゃんには”もてる”らしく
父のベッドにいると大人しくしていたそうです。(私の娘達も父が大好きでした)

母は子ども好きで、思わず訪れたあまりに久しぶりの赤ちゃんを抱っこする機会に
ここぞとばかりに張り切って抱っこしたらしく、「体のあちこちが痛い、やっぱり
男の子は重たいんじゃね」と言っていました。

これからも週2回赤ちゃんのお守りを頼まれたらしく、夫婦で思い出しては
ニヤニヤ、ニコニコしていたということでした。

老老介護からシングル介護へ・・・他人事ではありません、厳しい現実です。

自分がもっと年を取った時のことを考えると、不安になってしまいます。

神楽門湯治村 

私は広島生まれ、広島育ちで現在まで県外に住んだことがありません。

今まで旅行や県外の友人宅や親戚の家に遊びに行く以外に
広島を出たことがありません。

そんな私ですが、神楽を初めて見たのは、離婚して安佐北区に引っ越してからでした。

小さい頃に住んでいた所は、山を切り開いて出来た比較的新しい団地や
海を埋め立てて出来た団地などで、歴史が浅く、お祭りはあったのですが
神楽は見たことがありませんでした。

初めて見た神楽は、近所の秋祭りで、毎年県内の色々な地区の神楽団から
招待しているというものでした。

それまで神楽というものを見たことも聞いたこともない私は
初めての秋祭りの日、両親も誘って山の上の神社へ出かけました。

夜になり、ちょうちんで照らされた細い道をみんなで登って行きました。

神社に近付くにつれ、賑やかな太鼓の音や雅楽の音が大きくなってきました。

小さな神社の広場には、何処から出てきたのかと思うほど
多くの人が集まっていました。

後で聞いたのですが、その年の神楽は特に派手で、
演じている前で花火が上がったり、鬼が客席(青いビニールシートが敷いてあるだけなのですが・・・)を走り回ったり、私たちにとって初めての神楽は衝撃的でした。

下の子は、とても怖がりなので舞台の上の鬼を見るだけでも怖かったのに、
近くを走り回るものですから、私に抱きついて二度と顔を上げることは出来ませんでしたが・・・

両親も神楽を見るのは初めてで、とても喜んでくれて、年に一度の家族の行事になりました。

また、近所に住んでいる人は神楽に詳しく、この神楽団は去年賞を取っただとか
演目の説明をしてくれたり、ごひいきの神楽団があったりと毎年色々解説してくれました。

父が車椅子での生活になってからは、道が悪いので神楽を見に行くことを
諦めていました。

しかし先日、何かの雑誌を読んでいて”神楽門湯治村”を見つけました。

広島県安芸高田市美土里町本郷にある温泉・宿泊施設で
神楽ドームがあり6/20〜9/5までの土曜日の夜には、安芸高田市内の
全22神楽団によって夜神楽公演が行われているという事でした。

町並みも格子造りの旅籠屋や湯治宿、田舎料理屋、茶店などが
昔懐かしい町並みの施設で、夜神楽公演では、屋台も出店し縁日風景も
楽しむことができるということでした。

写真を見てもそんなに大きな施設ではないようなのですが、
父の好きな温泉と神楽が楽しめるという事なので、父の日には間に合いませんでしたが
行けるように頑張ってみたいと思います。
(今から予約取れるかなぁ?)

うれしい電話2本目 

2本目の電話は、我が家の上の娘と同級生で、私とも同い年のお母さんからでした。

同じく二人の子どもを連れての離婚という共通点もあり子どもが小さい頃から
仲良くさせてもらっていました。

優しくて、人当たりの良いお母さんで、自然に人の集まる賑やかなお宅でした。

彼女は、数年後親戚の紹介で新しいパートナーに出会い、
一緒に暮らし始めました。

優しく、働き者の男性で子ども達も良くなついていて、本当の親子のように見えました。

その彼が数年後、仕事の帰りに交通事故で生死を彷徨うほどの怪我をし、
県外の病院に緊急入院してしまいました。

彼の意識が戻り、広島の病院に転院になる頃には、
彼女は”うつ”になっていました。

彼の事故のこともみんなに心配かけるからと、周りには内緒にしたり
電話に出なくて心配して行ってみると「体調が悪いだけで心配ないよ」と
いつも言っていました。

もうその頃には精神科で薬を処方してもらい飲んでいたそうです。(ショック・・・)

そんな彼女からの久々の電話が、「長女が結婚する事になりました。」
というものでした。

「私が6年前”うつ”になってから家族には迷惑かけてばっかりで、
こんな幸せな気持ちは久しぶりなんよ。」と本当に嬉しそうでした。

おまけに、9月には”おばあちゃん”になることが決定しているそうで、
ダブルの幸せに「病気は相変わらずで、彼や家族に支えられて何とか
今日まで来たんじゃけど、おばあちゃんになるんじゃけーしっかりせにゃいけんね。」
と張り切っていました。

最初、長女の結婚をまだ若いからと反対していた彼は、
妊娠を知り相手の家に怒鳴り込んだそうです。

そこでお婿さんになる人の真剣な気持ちを聞き、やっと結婚を許したそうです。

そして、両家で顔合わせの食事会をした時に、彼が「血は繋がっていませんが、
本当の娘だと思って育ててきました。どうか幸せにしてやってください。」と
男泣きしながら頭を下げたと聞き、感動して泣いてしまいました。

出産の時、長女さんが里帰りすると聞き、連絡をもらう約束をして電話を切りました。

しかし、一日に2本も”結婚”妊娠”出産”のお知らせの電話が入るなんて、
何だかとてもHAPPYな一日でした。
ついに同い年のお母さんまで”おばあちゃん”に・・・

私ももう直ぐ??そりゃないか!?


うれしい電話 

最近、寂しい出来事が続き気分が落ち気味でした。

ところが今日、電話が2本掛かってきました。

2本とも子どもの同級生のお母さんからの電話でした。

1人目の電話は、我が家の下の娘と同級生の娘さんのお母さんで、
子ども会の役員をした時に仲良くなり、数年前に引越しをしてからも
年に何度か食事に行っている母さんでした。

前回会った時に、「突然なんだけど、娘が結婚したのよ。」と聞き
びっくりしたばかりなのに、久々に掛かってきた今回の電話の内容は、
さらに驚く内容でした。

「初孫生まれたよ!!女の子!」という内容だったのです。

そのお母さんは私より3歳年上なのですが、「一足先に”おばあちゃん”になりました」
と嬉しそうに電話をかけて来てくれました。

そのお母さんは3人姉妹の長女で、2人の妹さんたちもみんな結婚し、
生まれた子どももみんな娘さん2人ずつと聞いていて、女系家族だねぇと
話をしたことがありました。

しかし、初孫も女の子だったので、「逆に何処まで女系が続くか楽しみになってきたよ」
と姉妹で話したそうです。

下の子と同級生で、小さい頃から知っている女の子なので、
結婚だ、出産だと聞いてもまだまだ子どものような気がして、頭の中では
分かっていても信じられない感じでした。

出産の時の話を聞くと「逆子で、へその緒が3重に絡まって、赤ちゃんの命が危ないという判断で、帝王切開で予定日よりだいぶ早めに生まれたんよ」という話でした。

娘さんと同級生である我が家の下の娘は、「痛くないん?母さんに孫の顔はまだまだ見せてはあげられません」と言っていました。

「退院したら赤ちゃんに会いに来てね」といってもらい、
「久しぶりに赤ちゃんが抱ける」と家族みんなで今からウキウキ、ワクワクしています。

しかし子どもの同級生のお母さんが”おばあちゃん”になるなんて、
なんか複雑な気持ちです。

”おばあちゃん”と呼ばれると一気に歳を取りそうで・・・

娘たちもまだまだ子どもでいて欲しいような、でも孫の顔も見てみたいような・・・

これが親心なんでしょうね。

結婚し、出産し、子育てをし、自分の親の気持ちが少しずつ
分かってきた様な気がします。

もう1本の電話は・・・
長くなってしまったので次回につづきます。