もう一つの事件
緊急手術をした先輩のお母さんのまわりで、知らない内にもう一つの事件が起きていました。
手術も無事終わり、お母さんも元気そうだったので、先輩は予定通りその夜自宅に戻りました。
自宅の鍵を開け、玄関に入ったところで電話のベルが鳴りました。
「こんな遅くに誰だろう?」と慌てて電話に出てみると・・・
実家の地域担当の民生委員の男性からの電話でした。
「お母さんが行方不明なんです。」というものでした。
「えっ!!!」驚いた先輩は、お母さんに起こった出来事を説明しました。
先輩もお母さんが入院した病院に直接行ったので、そんな話になっているなんて
思ってもみませんでした。
事件になった日の夕方、近所のおばさんがお母さんの家を訪ねたそうです。
すると玄関の鍵がかかっていなかったそうです。
直ぐ帰るだろうと近くを散歩していると、お母さんの押し車が道路の近くに放置してあるのを発見。
胸騒ぎがしたおばさんは、何か事件に巻き込まれたのではないかと気が気ではなかったそうです。(こんな時はたいてい悪い事ばかり頭に浮かんでしまいますよね。)
玄関の開いているお母さんの家に怖くて一人で入れないおばさんは、
民生委員さんに電話して来てもらい、一緒に家に入ったそうです。
その日お母さんは朝時間が無く、流しの食器を洗っていませんでした。
その状態が余計不安をかきたて、”直ぐ帰るつもりで出掛けたのに何らかの事件に
巻き込まれたのでは?”という話になったそうです。
緊急連絡先の先輩に何度電話しても繋がらないので、この電話が繋がらなかったら
警察に捜索願を出すつもりだったと聞き、先輩は二度びっくり!!
「何事も無くてよかったです。お母さん気をつけてあげてくださいね。」と声を掛けてくれた
民生委員さんにひたすらお礼と謝罪を言って電話を切った先輩は、おばさんにも電話して
長い一日を終えました。
人騒がせなお母さんに振り回された一日でしたが、過疎化が進み、独居老人が増えている
田舎で、近所の人たちが親身になって心配してくれて感謝の気持ちで一杯になったそうです。
”向こう3件両隣”という言葉がありますが、人と人の繋がりの大切さを実感しました。
- [2009/11/17 20:06]
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突然の手術
昨日、会社の先輩が会社を休みました。
理由は、田舎に住むお母さんの突然の手術の付き添いのためでした。
先輩は私より2歳年上ですが、お母さんは私の母よりいくつか若く
お父さんが亡くなってから田舎で1人暮らしをされています。
田舎の家は古いつくりで、いまだに台所が土間になっていて段差も多く
その台所で転んだそうです。
何処も痛くなかったお母さんは、いつも通りデイサービスのお迎え場所に
押し車を押しながら出かけたそうです。
本人は痛みも無くいつも通りに歩いているつもりだったそうなのですが、
異変に気づき、病院に連れて行ってくれたのはデイサービスのヘルパーさんだったそうです。
診断は大腿骨骨折で手術が必要だと言う事で、そのまま入院。
手術のために腰の下から太ももまで切り開き、人工骨を埋め込むという大手術だったそうです。
私は骨折も手術も、ましてや入院も出産の時まで経験したことがありません。
なので、骨折の痛みは想像でしか分からないのですが、骨折した友人から聞くと
ひどく腫れて、我慢できないほど痛いと聞いていました。
まぁ、骨粗しょう症気味な母が、ショルダーバックを掛けていて鎖骨を骨折した時と
肋骨が知らないうちに骨折していた時は、母はそこまで痛がりませんでしたが・・・
昔の人は痛みに強いのか、我慢強いのか、そんな大手術を終え病室で目を覚ました
お母さんの第一声は、「今日のおかずは何かね?」だったそうです。
麻酔が効いていたのか、先輩が付き添っている間は”痛い”とは一言も言わなかったそうです。
子ども達がこんなに大きくなり、知らないうちに自分も年を取り、当然ですが親も
同じだけ年を取っているんですよね。
昨日が元気で、今日も元気なのが当たり前と思っていましたが、そうでない事は
自分の身体でもすでに証明済みです。
親孝行したい時には親はなし!と言いますが、忘れたふりをしていても
年だけは重ねていってしまい、両親もすっかり高齢者です。
いつまでも元気でいてくれるもんだと都合よく思い込んでいますが、何があるかわかりません。
甘えてばかりではなく、感謝の気持ちをもっと素直に表せるように、
心にゆとりをもって接しなくてはと改めて反省しました。
しかしこの入院にはもうひとつ事件があったのです・・・次回につづく。
- [2009/11/13 20:05]
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ガチャーン!!
今日、お昼休みに近くのスーパーで買い物をしている時のことでした。
お店の外から「ガチャーン」という音が聞こえてきました。
その時レジに並んでいた私は、駐車場から道路を挟んで向こう側の歩道に
向かって走っていく人たちが見えました。
”すっ飛んで”という言葉がピッタリなほど、みんなが慌てて駆け寄った先には
一台の自転車が倒れていました。
その自転車を起こそうとしているのは、妊婦さんでした。
駆け寄った人たちは、昼の時間帯という事もあるのかみんな私と同じくらいの
年代の女性でした。
そして、みんなで自転車を起こしていました。
よく見ると前のかごにも後ろのかごにも荷物が積んでありました。
「重くてバランスを崩したのかな?大丈夫かな?」と、支払いを済ませながら
気になって見ていると、妊婦さんには怪我が無かったようで、駆け寄った人たちに
お礼を言っているようでした。
すごい勢いで駆け寄った人たちは散っていきました。
驚いたことに、外に出て初めて気づいたのですが、その自転車の荷物の入った
前のかごの反対側の子供の指定席に、1歳半位の男の子が乗っていたのです。
そして火がついた様に泣いていました。
お店の中にいる時には泣き声が聞こえなかったのですが、外にいた人たちが
”すっ飛んで”駆け寄った理由が分かりました。
男の子は自転車と一緒に倒れて、驚いたのと、痛いのでなかなか泣き止みませんでした。
怪我は無い様で、お母さんがあやしながら自転車を押して帰って行きました。
私も子ども達が小さい頃は、何処に行くのもママちゃりの後ろと前に
子どもを乗せて出かけていました。
娘たちが年子ということもあり、公共の乗り物に乗ったときに2人とも寝てしまい
起こしても起きず、荷物と子どもを引きずるようにして降りたこともあり
気軽に移動できるママちゃりは大切な移動手段でした。
怖い思いもした事がありますが、子ども達に怪我をさせたことは幸いありませんでした。
今は道路交通法が改正されて昔のように3人乗りをすると、積載制限違反で
2万円以下の罰金または科料となるそうですので、要注意ですが・・・
あの男の子、大丈夫かなぁ・・・心配です。
- [2009/11/10 20:43]
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おばちゃ〜ん!
先日、母に頼まれた買い物を済ませ、両親の家の玄関に荷物を運んでいる時でした・・・
「おばちゃ〜ん!!!」とかわいらしい声が背後から駆け寄ってくる気配を感じました。
振り向くとそこには、5歳くらいで目がくりくりしてて、ワンピースを着た可愛い女の子が
駐車場に停車した車から、こちらに向かって駆け寄ってきました。
しかし、私の知らない女の子でした。
女の子も、私を見てびっくりして立ち止まってしまいました。
台所で荷物を片付けていた母が、声に気づき玄関から顔を出すと、
女の子は満面の笑顔で、「おばちゃ〜ん!!」と手を振りました。
「こんにちは」と3人で挨拶を済ませると、女の子は満足して両親の元へ帰って行きました。
母は、「新しく引っ越してきた可愛いお友達よ。」と話してくれました。
母は、昔から花が大好きで、引っ越した先々に小さい花壇を作り、
一年中花を咲かせて楽しんでいました。
父が脳梗塞で倒れ、今の障害者住宅に引っ越すときには、手のかかる父の世話と
自分も高齢という事で花壇作りを諦めて、昔から育てている少しの花しか
引越し先には持って行きませんでした。
残った花は、私と母で鉢に植え替え、階段下のスペースに並べ、
「ご自由にお持ち帰りください。お世話になりありがとうございました。」と
張り紙をして並べました。
引越しまでの1週間で、古いものでは何十年も前から植え替えや挿し木を繰り返し
母が大切に育ててきた花たちは、綺麗になくなっていました。
母は、鉢に植え替える時から「お嫁に出すみたいで寂しい・・・」と話していましたが、
全部もらわれて、みんなにお礼を言われ逆にスッキリしたようでした。
引越し先で花壇作りを諦めていた母ですが、2年もすると玄関先のスペースや
ベランダ、色んな隙間を見つけては挿し木や植え替えでまた少しずつ花は増えていきました。
今ではすっかり、一年中花の咲いている家になりました。
その花がきっかけで、いろんな人に声をかけてもらったり、友達が出来たりしています。
その”可愛いお友達”も花の話から「花のおばちゃん」と呼んでもらい、
仲良くなったということでした。
そういえば、母のことを近所の人はみんな「おばちゃん」と呼んでいます。
「80歳を目前にしてしわくちゃなおばあさんなのにありがたい。」と母も言っていました。
母が「おばさん」なら、私は「お姉さん??」なんて、厚かまし過ぎですね。
- [2009/11/06 20:34]
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サイレンが・・・
週末のお昼過ぎ、自宅で押入れに顔を突っ込み、冬物を出している時に
近くでサイレンの音が鳴り響きました。
そのサイレンはかなり近くで止まりました。
直後に今度は違うサイレンの音が響き、また近くで止まりました。
どうやら最初に聞こえたのは消防車で、後から聞こえたのはパトカーのようでした。
「近所で家事?!」と慌ててベランダに出てみると、消防車もパトカーも見えませんでした。
近所の人たちは続々と見に行っているようでしたが、見渡しても煙が見えないし
焦げ臭くないので一安心、足の踏み場のない部屋の中を片付けることに専念
することにしました。
幼い頃、何度も引っ越した中に、頻繁に”ぼや”や火事の起きるアパートがありました。
何であんなに火事が頻繁に起きたのか、当時も今も分かりませんが
一ヶ月に必ず4回は”ぼや騒ぎ”のあるアパートでした。
タバコの火の不始末や、ガスコンロからの引火など木造2階建ての古いアパート
だったのですが、”よく火事になった”という思い出しか残っていません。
幼い頃の記憶なのですが、夜サイレンが聞こえた後、荷物を抱えた母親に
手を引かれて廊下に出るといつも白い煙が充満していました。
住民もサイレンや煙に慣れてしまっていたのか、煙が充満する中
お隣さんが引越しの挨拶をしに来たのを憶えています。
あまりに頻繁に火事が起きるので、消防車のサイレンの音に慣れてしまったのか
大きな火事のときに、何度起こしても起きないからと備え付けの2段ベッドから
母に腕を引っ張られ引きずり落とされた記憶があります。
母は身長145cmと小柄で、逃げるための荷物を抱えたままで、
子供とは言え私をベッドから引きずり落としたなんて、「火事場の馬鹿力」とは
この事なんだと少し大きくなって実感しました。
走って外に出てみると、燃えているアパートを見ている住民や野次馬に混じって
枕を抱えた父が呆然と立っているのには驚きましたが・・・
その後、夫婦喧嘩のたびにそのことを母が口にしたのは言うまでもありません・・・
そんな記憶があるせいか、近くで消防車のサイレンを聞くとまず逃げるべきか否かを
推測し、とにかく一度落ち着く癖がついてしまいました。
結局、今回の騒ぎは風で集まった落ち葉にポイ捨てタバコの火が引火したようで
サイレンから1時間後買い物に出たときには、消防と警察が現場検証をしていました。
火事は、全てを燃やし尽くしてしまいます。
乾燥する時期なので、皆さん火の元には気をつけましょう。
- [2009/11/02 20:54]
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